谷村典子(煌羅カンナ) 日々のつぶやき

東京に住んでるって命がけだったんだなあ

今日は夜の講師業の前に東京を西に東にかけずり回りましてん。うっかり忘れていた免許の更新、なんと今は完全予約制だったんですね。昨日の夜気づいて、今日の予約を取ろうとしたら14時半の枠1名のみ空きがあって、あとは満席でした。14時に行くつもりだったから助かった。あぶないあぶない!

 

去年、相方が実家から車を譲り受けまして、それまではシェアカーだったのが一気に活動域が広がりました。やっぱりシェアカーは返す時間が気になって寄り道とか予定変更ができない。でも自分たちの車ではそれができる。直感で動けるから発見することが段違いで変わったんですね。

 

昨日、茨城から帰ってくる時、首都高速を通ったわけです。行きはあまり気づかなかったんだけど、帰りはちょうど夜景だった。東京がびっくりするほどマンモスシティーで、すごい迫力だったわけ。そっかー、東京に住んでるってこういうことなのかと、あらためて思ったわけです。

 

わたしは超一流と言われる女子校出身で、わたしはちょっとドロップアウト気味だったんですが、友達は超一流なんです。友人の何人かはニューヨークで働いていたことがある。彼女たちの体験談がキョーレツでね。テロに狙われた高層ビルで働いていた友達曰く、「上層階には超一流会社が入ってて、下の階に下がるほど会社の偏差値が下がる」っていうのよ。だから、どの階に勤めているかもステータス。すごくないですか?

 

マンハッタンは普通の人は絶対に住めないですよ。ワンルームでも毎月50万とかかかるらしいですよね。ニューヨークを舞台にした恋愛ドラマ「セックスアンドザシティ」でも、ニューヨークに住むっていうこと自体が世界を征服するようなもの、ものすごい命がけなことなんだ、ということを知りました。私がニューヨークを訪れた時、小さなお店までいちいち一流だったし、ブロードウェイの演劇も、ジャズもゴスペルも、クラシックコンサートも、どれもすごかった。

 

でね、東京はそこまで緊迫してないけど(面積がずっと広いっていうのもある)やっぱり東京で頑張ることってすごい気力と胆力と知能が必要なんだって、視点がちょっと変わったんです。わたしは東京に生まれ育ったから、田舎に憧れて、田舎暮らしの方が健康だと思ってるし、東京は息苦しいなあと思ってた。満員電車には乗れなくなってるし。

 

でも見方が変わった。今日は新宿駅西口地下街を通ったんだけど、あそこは昼も夜もすごい人混みじゃないですか。いろんな人がいるよなあって。ゴスロリみたいなかっとんだ女性もいたし、浮浪者もいたし、サラリーマン、フリーター、色々な人が行き交ってる。

 

 

めちゃくちゃ面白いなーと思って。こんなにいろんなタイプの人間がいる町は世界でもそうそうないんじゃないか。地震が来る前に東京から逃げたいとか思ってたけど、東京に残って観察するのも面白いかもなあと初めて思いました。

 

そう、東京が好きになったんです。

 

どんなところにいても、そこで自分がどれだけ吸収できるかなんだと思う。

 

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